「たれてんぞ!もっと踏め!踏め!」
「後ろ来てるぞー!」
「いいペースだそのまま!」
「飛べ!飛べ!」
キーンと冷え、澄んだ冬の空気に、響き渡る声援とカウベルの音。
そこに集う人達の想い想いの表情。
ロード、MTB、トラック、BMX等の選手が入り乱れる、自転車の総合格闘技とも言えるシクロクロス。
そんなシクロクロスに魅せられて3年が経ちました。
その火は衰えることを知らず、むしろ燃え広がっています。
今まではホビーレーサーとしてワイワイ。
しかし更なるステップアップを求めていくのは、1年前がそうだったように、自分の性なのでしょうか。
サークルズ・メカニック 渡邊卓人(通称ナベタク)は、三好黎(ミヨシ レイ)と共にSimWorks Racingの一員としてシクロクロスを走らせて頂けることになりました。
ナベタクはシクロクロスカテゴリー1を走る正統派のレーサーとして。
ただ、レースの結果だけではなく、レースも自転車の「楽しみ方」の一つとして捉え、レースをきっかけに知り合った仲間たちとの日、最終的にはレースを楽しむ新しい形などを提案していきます。
レイは700cのバイクすら初めてですが、20インチのBMXで90cmは飛べてしまうスキルの持ち主。
そんな彼にただ踏むだけのシンプルなシングルスピードはぴったりなのです。
BMXもシングルスピードですしね。
19歳と僕から見てもまだ若い彼ですが、応援のほどよろしくお願いします。
東海シクロクロス第二戦、ワイルドネイチャープラザの砂地獄に降りたった桜色のバイク。
使用するバイク、「Doppo Racer」はSimWorks by Shinの新しいツーリングフレーム「Doppo」のレースジオメトリのプロトタイプです。
シクロクロスはロードレースと違い、パックを組むことはあるがほとんどが独走。
そんなクロスバイクに「独歩」のネーミングは、旅と方向性は違えど、ぴったりな言葉なのではないでしょうか。
今までアルミのカンチブレーキのクロスバイクに乗っていた自分にとって、Shin・服部製作所のハンドメイド・クロモリフレームはファース・コンタクトにもかかわらず、今までにない安定感、そしてこんなに進むのかという驚きを与えてくれました。
まだ数回の通勤と、レースを1時間ほど、50キロのライドを1回しか走っていないので、僕はもっとDOPPOのことを理解することが必要です。そのとき、またしっかりとご紹介させてください。
僕たち2人でレースの現場にある、「勝利」だけではない、純粋な走る楽しさを、もっと広いフィールドでみんなに味わってもらえるよう、精一杯活動して参ります。
ご声援のほど、よろしくお願いいたします!
text : Watanabe Takuto / SimWorks Racing / Circles [instagram]
photo : Kenji Muto Quiróz [instagram]
そして今季のSimWorks XC&CX Racingがともに着用している新しいジャージも届きました。
LOOK AT MEと名づけられた新作ジャージは、レース時においても、週末のライド時でも自己主張するにはもってこい。
ねぇ! ミテミテと分かる人にはわかる、我らのオマージュ癖を喜んでいただければうれしいかぎり。
今シーズンの彼らへの叱咤激励をレース会場でぜひお待ちしております!
また今シーズンも来週末の野辺山シクロクロスや東海シクロクロスを中心にシムワークスのブース展開をおこなっておりますので、会場でブースを見かけましたら、ぜひお立ち寄りくださいませ。